月夜に光る灯が、どうでもいい世界を照らしていく。興味がない、理不尽顔に愛なんて言われる筋合いなんてないんだ。笑ってもいいし笑わないでもいい。時には自分が思いっきり楽しんでもいい。好きに叫んだりすればいい。愛を覚ます。目が覚める。心の中で観覧して。目を瞑ってもいいから、言葉で携えて心で言えばいい。ここに在ると、ここにいると。沈んで言う。
長い迷路の中で、言葉だけが独り歩きしてあなたの元へ届く。いつか追いつけない、いつか追いつけない光のように、諦めてしまうんだろうか。ゆっくりと、ゆっくりと。心の中で忘れてしまうんだろうか。この出逢いも、この眼差しも。眠っていく中で感じている孤独を胸に、小さくて大きな言葉で、顧みるんだ。
散漫とした心で、あなただけを見ることなんてできなくて、春の言葉すらもきっと夏には忘れてしまって。言葉の糸。ぷつりと切れて、前を向く。散っていく言葉を心に置いて、泣いている遠くの愛すらも見えないでいて。名乗っても自分だけが愛という言葉を教わっているんだ。僕は僕でしかない。ここには痛みが無かったら立っていない。
ありふれた時間が過ぎていって、人生が惰性に進んで、どうしようもないときがある。それでも人は前を向けることを、その唄は教えてくれた。いつからだっけ、手にしたいと思ったことは、名前を呼んで不規則な変化を要求してきたのは。君のその声は、色あせていく。もう二度と届かない、もう二度と紡げない文章だから、一時一時の出逢いを照らすように、掬うように。踏み出すことを感じて、ゆっくりと息をして、大丈夫と声をかけて。生きることの意味を、答えなんてない世界で、抜け出して。