MENU

ここに在る幸せ。

勇気というものは時に牙をむいて、自分の人生を変えようとしてくる。珈琲に付いた水滴。すぐに拭き取られ、無かったものになってしまう。バークレイ出身の彼らは、元気にうどんを食べていたな。誰でも、結局は人間で、心が在ることを忘れてはいけないと思うんだ。人生は百年も続くけど、幸せが後半に待っているわけでも前半に待っているわけでもない。右肩上がりに、ずっとずっと幸せなんだということを、僕たち人間は忘れてしまっている。


そういえば、好きな人はいるかい。その人を愛しているかい。癖がついてしまっていたら、もう元には戻せないと思っていないかい。溶けるのを待って、小さい地球で無理に羽ばたこうとしていないかい。頑張ればいいってもんじゃない、踏ん張ればいいってもんじゃない、かといって何もしないでいいわけでもない。それでも僕たちは人間で。時間なんてものは気にしないぐらいに大きな存在であることを、どこかで忘れてしまっているんだ。持っていない日は、何もしないでいいように、何もない人生でも、まあ今回はいいじゃないか。少しは人生を以てして休憩も必要なんじゃないかい。


今回で何回目だと思う。今回で数億回目だと思う。人生、もうそろそろ飽きたと思ってもいいかな。幸せの権化は君なのかな。こうして日本語を携えて、紡いで編んで藻掻いて、あなたに届く言葉に、果たして意味があるかは分からないけれど、僕がこの言葉を聞いているだけでも良いと思うんだ。後悔なんて、しないでいい、ずっとずっと、ずっとずっと、幸せになればいい。勝手に幸せになればいい。ただそれだけの人生なんだと、どうか思い出してほしい。

涙や雨、寂しさなど、澄んだ青を主なテーマに、
文章を紡ぐ作家「海野深一」の公式ポートフォリオサイトです。

目次