それでも楽しいと感じるのならば、楽しめばいいじゃないか。書きたくなるのは人生が色づいているからなんじゃないかと、あなたの記憶に入り込む。もぬけの殻だから、だらだらと書いている心。何事も人生を蔑ろにできるところからそっと始まったんだ。何かを忘れているところから人生が始まった。借りっ放しの人生だから、あのことの記憶なんてないものと同じなんだ。定めたい気持ちが伝えたい誰かに終わらないところ。いつまでも何処までも。夜の唄に疼いているところに、黄昏ている人生が何かを抱いて信じている。うとうとしている差し込む光。
何が消えたのか分からないと決め込む言葉。終わりから始まって、人生に限りがあることを知った。六月のカレンダー。歩幅を気にして歩いている始まりの合図。きっと世界は自由になるんだろうなと言い聞かせる。欲しいものを少しづつ捨てていく毎日なんて、寂しいじゃないか。何事にもならないで人生を捧げるのであれば、既知のことなんてどうでもいいんだと。それは人生を彩るところから何かを始めると言い聞かせた空の旅だったのだろうと。何気ないところから始まる軌跡が、僕達の愛を育んでいる。きっと世界は始まったばかりなのだろう。
何を信じていればいいのかわからない。それをあまり頼りに生きてきた言葉。なかなか信じられないところでも、だんだんとゆっくりと、書き続けていればいいじゃないかと。なんだか飽きてきてしまう時でも、内緒のまま旅に出た記憶があった。どこまで何かを信じていられるか。