なぜかな。僕のところには、あなたの魅力が言葉として愛おしさを産んでいる。僕が元気でいることは、きっと世界にとって奇跡なんだと、君が教えてくれたじゃないか。間違いだったとしても、僕はこの世界に生きていてよかったと思っている。あなたの忘れ方を、僕のところまで届けてほしいと、今日も星に願った。きっとあなたは、少しだけ溜息をついて、私なんか、というのだろうな。
もしもこの世界が、あなたの色で出来ていたら、左様ならでもある今を、思い出すことができるのだろうか。生ぬるい風が心の中を過ぎ去っていく。この世界は生きているだけで季節が過ぎる、時間が過ぎる。そうやって僕らは生きていて、そうやって言葉を信じていて、そうやって人生を歩んでいる。涙が止まらない、ねえどうしたらいいのかな。あなたがあなたで居てくれることで、私は私で居られるのだから、きっと世界はもっともっと広いんでしょう。そんな唄をもう唄わないと決めた九月の午後。
あなたが僕だったらいい、僕があなただったらいい。きっと世界からずっとあなたのことを呼び起こすまで、桜は咲くことを知らずに待つだろうな。中心から愛を感じて、呼び覚ます鼓動を据えて、咲いて、咲いて。何処まで落ちるか分からないのであれば、どこまでも飛べる証拠じゃないか。空を飛んでいるところまで、きっと世界はずっと、正しいままなんだと、あなたは教えてくれたじゃないか。