僕は味気のない旅をする。寄り添い合う人生の中で、そっとぼんやりと光る朝。空から降る一年限りの流星群。いつか僕が星になったときも、そうやって流れては消えて、またこの地球に生まれたい。藍色の空に溶けていく、最後にそっと、人生を歩んでいる。あなたが捨てていた煙草が、その星の欠片になるぐらい、分かっていても分からない。確かに人生を歩んでいて僕が笑っていても、世界は何も変わりやしなかった。
どこかの交差点で、また偶然みたいに会えたらいい。あなたの言葉を真実を携えて、あの頃みたいにもう一度優しく握り返して、あなたの言葉を信じて、初めましてって言ってほしい。
しんしんと降る雨の音に、心の中では人生が蠢いている。心の中に人生が在るのであって、人生の中に心があるわけではないということを、虹は言っていた。小さな欠片が必死に鼓動していることを感じて、僕のことを一層勇気づける。ゴミ箱みたいな部屋の中で時が過ぎる人生でも、それは生きているだけで素晴らしいと、考えてしまうのは僕だけだろうか。夢が許せないときでも、何物でもない言葉を噛み締めて、いずれ薄れていく忘れていくだろう。でもたまに思い出して、憎しみを深くまで信じている言葉、平行線と延長戦。貸し消せない酸素たち。
精神から人生への各駅停車。僕たちは飛び乗るわけでもなくて、心というベッドにただ寝ているだけなんだと。