僕らの中に限りない命。生命として生きるとは、一体どういうことなのだろうか。優柔不断な毎日だけど、白い星が降る夜に誓ったんだ。青い銀河の彼方、ゆっくりと呼吸して、心が少しずつ眠くなってくる。それは幻なんかじゃなくて、僕を見て笑った君のかけらなんだ。嘘が煌めいているところに、君の泣き顔。僕たちの一途な気持ちが、運河を作ったらいいのにな。
いつまでも知らないところ、生きるところ、せせらぐ憂鬱。一回きりの人生だから、僕なりのベッドで眠りたいと思う日々。青い気持ちが、だんだんと白くなってくる。不変。変わらない命の灯火。夜の彼方、いつまでもそこにあるわけじゃなくて、かと言ってずっとあったわけでもなくて、この瞬間に現れた刹那。生命を感じる素直さ。何も知らないなんてことはないんだから、僕ら共に生きていこう。
波の流れ、薄紫の海岸線が、僕の頭にこべりつく。深く刺さる尾ひれを、少しだけ前にして、水を描く。水面が浮かんでいるところ、僕だけの命。それでもなお、限りあるところには、意識が向けられない寂しさ。全ての生命体の命を感じたいのは、僕のエゴなんだろうか。海月、ゆっくりと澄んでいく心。僕が僕でいられることは、何も知らないはずの陸地。浮かんでいる雲の中に、曖昧な未来が呼び覚まされる。それはアイスコーヒー、それはスワロフスキー。未来永劫変わらないものなんてないのだから、ただ溶けていく心に、僕が彩りを添えるだけ。
生きることは、川の流れに似ていて、幸せと呼んでいるところ、歩かないところをそっと包み込んで、止めることを知らない生活。不安と期待を今でも、吐き出し続けている生活。戻れない今日になることを、僕の欠片にそっと添えて、いちじくの花を落とす。ずっとそのままでいてほしいと願っていても、僕は僕なりに孤独を味わっているから。鬱屈とした生命を楽しむことに決めたんだ。泥だらけの未来なんて、そんなものではないけれど、いつか僕にも本当に愛する人が出てくるのだろうか。雄弁に聞こえる僕の詩も、きっと世界の刹那でしかなくて。
「息をすること、信じること。」
「それは間違いだと、あなたは言ったわ。」
「でも、だんだんと溶けていく心になってきた。」
「気分屋ね。」
「そりゃ、人間だからな。」
「一回、シャワーでも浴びてくれば?」
「何が変わる。」
「全部変わるんじゃない。」
「機敏に動いているのが、なんか嫌いなんだ。」
「じゃあ、湯船にでも浸かったらいいじゃない。」
濁す雨の中、一喜一憂の日々が、なんだか辛い。僕なりに愛を伝えるから、一息ついて、僕を抱きしめてほしいと願う心。なんだか、今まで愛されたことなんて、なかったのかもしれない。本気で自分のことを愛する人なんて、この世界にいるのだろうか。普段から、生きていることを知っている友達すら、僕の全てを知らない。
闇の中に一滴の光。全てが表現で埋め尽くされるなら、順番にまとを射抜いていこう。僕らしく永遠を語ると、まだ世界はついてこられないから、僕はまだ待つことにする。世界がついてこない、僕の愛にまだ達していないだけなんだ。そう言い聞かせないと、何かが終わってしまう気がして。永遠が近いところ、息をして、そっと現実に目を向けてみる。徘徊。未来が見えないところを、僕は歩けない。何をしても、なんだか何もしていない気がしてしまっていて、不安と希望が交差する世界。誘惑に負けてしまいそういなっても、もういいかもしれない。誰しもが僕を愛せるわけじゃないことぐらい、もうずっと前からわかっているじゃないか。上手くいかないことは、願いが拡がる証拠で。何を言っても、自分だけが頼りなことぐらい、二六年間生きていれば、分かってくる。
何も知らないあなたが良かったんだ、生きている全て、何を持ってしても生きている全て。キリがないから、僕は僕でいることにするよ。