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波長。

一時的な言葉では、言い表せないところから、生きている実感を感じる瞬間がある。それは女性の性質とか男性の記憶とか、そういう話ではなくて、生きている実感を感じているすべての人間が知ることができることなんだと思う。生きていればどうしても許せない感覚とか、受け入れることができない感覚、なんだか走る緊張感が伝わるバーの中。どこからともなく走り出す世界で、普遍を匂わす生きている心地。でもきっと、あなたが生きていればそれでいい、あなたが幸せならそれでいいんだと。

人間はなんで、誰かをコントロールしたくなるんだろう。誰かに何かをやってもらうところから、何かが始まるんだろうか。でもなんだか、もう届かない自分がいるのはなんでなんだろう。鼻歌を歌っていて、凍えるところから、増えていく繊細な心が、あなたのことを好きと言って、生きていることを感じさせてくれる。昔見ていた景色が、そこまで増えないでも、自分の中の心はどこかで鳴らす足跡にこだましている。忘れないで留めているところ、変わらないでいて欲しいから、これからもずっと、ここからの夕陽が綺麗であれば、僕は僕なりに生きていける。純粋とか不純とか、そういうことを考えることなんて、花はまだ咲かない。そういうことを乗り越えて、届かないことを知っていても、あなたのことが好きでいることを誓うとき、本当の花が開くのだと思う。これからもずっと、一緒にいて欲しいなんて、少し傲慢な考え方だけど、僕は僕なりに生きていく。答えのないところだからこそ、生きている実感を感じられるのかもしれない。普段から愛を感じていないからこそ、感じたがっている心が創造されて、生きていけるのかもしれない。普段から人生を考えているからこそ、勝手に愛が溢れてくるのかもしれない。人生を生きるって、そんなに簡単なことじゃないかもしれないけど、案外道を歩いていて、鳥のさえずりを聞いていたら、運命の人に出会うのかもしれない。

ところどころ、愛になる。生きているところ、恋をする。僕が好きなあなただからこそ、人生を歩んでいることになる。感情と論理。何事も考えることも、人間の性だから、僕はずっとずっと、考えていたい。

「付和雷同。」

「何もない人間なんて、いないだろ。」

「それはわからないじゃない。」

「何かあるから生まれてきたんちゃうんか。」

「何もなくても存在するから、あるんじゃないの。」

「それとこれとは、話しちゃうやん。」

「別に合わせようとしていないし。」

意味なんてなくても、どこかで僕ら繋がっている気がするから、今日も安心して生きていられる。純粋でおおらかなあなただから、きっとどこかで頑張っているんだろうなって思う。だから、僕はあなたのことを支えたいし、辛いことがあったらなんでも言ってほしい。あなたが限りなく信じているところ、春水。いつしかあなたに、心を溶かしていました。

涙や雨、寂しさなど、澄んだ青を主なテーマに、
文章を紡ぐ作家「海野深一」の公式ポートフォリオサイトです。

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