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バカンス。

生きていることに満足なんてしないけど、今僕はこの瞬間に幸せを感じていたい。ゆっくりと呼吸して、ゆっくりと人生を味わって、生きることを楽しんでいたい。何を言っても、結局世界が変わらないのであれば、僕が何よりも幸せなことが大切で。だんだんと過ぎていく世界で、つい僕らは、焦って何かを行動しようとしてしまう。でもきっとそれは、生命の反応、希望の足音なんだよね。自分が生きていたい、この世界に生まれた喜びをもっともっと表現したいから、叫んでいるだけなんだよね、心が、体が。なんだか、可愛いよね、そう考えたら。

いつも通りの生きているところ、誰に届かなくても、誰に届いてもいいから、僕はここで世界を愛し続けるんだ。会いたい、あなたに会いたい。愛してやまないから、あなたのことを考えただけで、胸が痛くなるんだ。僕は一人じゃないことはわかっているけど、抱きしめてほしい願いだけはあって、不器用に流れているところから、後悔ばかりの人生なんて嫌なんだ。いつも思っていることは、幸せになりたいということだけ。会えない夜にはせめて、声だけでも聞かせてほしいなんて思ったりするんだ。ずっと会えないなんて寂しいから、思うだけでも満たされた気持ちになりたいけど、そんなことできたら、人間やっていないんだよね。会いたいなんて言葉だけで満足できるほど、人は強くないから。埋もれているのは一途の心、真っ直ぐに人生を愛する言葉。僕は僕でいなきゃいけないなんてことはないけど、僕が優しくあり続けたら、なんだか世界が暖かくなる気がするんだよね。

ずっと変わらないところから、会えない未来がやってきたんだから、そりゃ不安になるよね。愛を心の奥にしまって、ずっとずっと僕だけの世界を歩いていたんだから、不安になる。僕なりに考えてみても、なんだか何も深呼吸できない空気だから、僕は心で雪を感じるんだ。絶対にないとは誰も言い切れない。絶対にないとは、誰も言い切れない。ここに集まっている真実も、きっと愛の塊なんだと、僕は言い聞かせるんだ。幸せなんて、連鎖するものだから、あなたが幸せでいてくれたら、それでいいんだ。

「涙かもしれないわね。」

「俺が言いたいことはそういうことじゃない。」

「何よ、強がっちゃって。」

「想像だけで俺のことを判断するな。」

「私には全部わかるのよ。」

「そんなことあるわけ、ない。」

「絶対ないって言い切れるの?」

「それは」

「でしょ。ほらいくよ。」

想像が何かを超えることなんて、あるのだろうか。居場所を尋ねて、心が愛になる時があるとしたら、生活をおざなりにしてしまうのだろうな。不安なところなんて、大丈夫、何もないから。暮らしのところから、不安が鳴り響いていたら、そっと深呼吸して、言葉を送ってみてもいいんじゃないかな。心から愛を感じて、今日もこの世界に生きていることに感謝しよう。あなたが不安になっているところ、だんだんといきいきとしているところ、なんでも生きているだけなんて、勿体ないじゃないか。

僕が好きなものは、あなたなんだ、生きることなんだ、生きているという事実なんだ。全く違うのに、一緒にいたところから愛になって、僕らは出会ったんだ。一杯だけでいいから、今夜は付き合ってほしいなって思う。少しのロマンスを頂戴。僕なりに人生を考えてみたんだ。酔ったふりして吐き出してみたんだ。あまりにも真面目な夜が心地いいから、明日が来なければいいのになんてことを思っているんだ。あなたと一緒にいたら、僕は僕らしくいられるかな。疲れているなら、僕の胸に飛び込んでおいでよ。記憶になくていいからさ、今夜を味わってほしいんだ。問題がないところ、ショーケースに映った一人の自分が、少しだけ滑稽だったんだ。あなたがいればいいじゃないか。あなたがいればいいじゃないか。今夜安いところで満足なんて、そんなこと関係ないと言ってくれた、あなた。

涙や雨、寂しさなど、澄んだ青を主なテーマに、
文章を紡ぐ作家「海野深一」の公式ポートフォリオサイトです。

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