何をもって人生というのだろうか。何を選択するかは、自分が決めている。どんな映画を作るのか、どんな音楽を奏でるのか。なんとなく戻れそうな、そんな気がしていたけれども、簡単に消費されていく人生が嫌だった。街並みが変わったとしても、僕の心は変わらないから。戻れない日々をただただ嘆いて、曖昧に人生を進めている。なんだか、一歩前に進んだ気がする。なんだか、しがらみから解き放たれた、そんな気分になっている気がする。それは、強がりとかじゃなくて、誰でもない僕が、代わりのない基準で生きているだけなんだ。
いつもいつまでも続いていくことはないけれど、言葉というものは、なんだかいつまでも人生を楽しませてくれるんじゃないかと思っているんだ。あなたがいなくなるような匂いがして、少しだけ寂しくなっているのを覚えている。なんだかぼくたちは、言葉を紡ぐことに、もしかしたら慣れすぎてしまったのかもしれない。
まだこの話は続く。僕は人形になって、この世界を段々と超えていく。僕のこの声は、あの日の言葉に追いつかないところから、繰り返す話。旅路が続いている中でも、日々を隠している僕の腕時計。被り、巡り、人は成長していく。それは人生を選んでいるところから、始まっていることを、僕たちは知らない。心の声が届くようにと、紙を重ねて、いつか終わりが来る時にも、また今日を詠う。花々は、明日から頑張ろうと花開くのに、僕たちは、今日すらも感じることができないままなんだ。だめな人間。それでも、生きていることには変わりないんだ。また時間はいつでも、味方でいるのに、何ができるわけじゃない。
離れていく世界、真剣な目をしている僕。見直した時には、もう遅いと、限りない理由が顔を出す。生きましょうよ、今夜だけは。明かされる信念を、ユニークに変えて。