MENU

彩られ始めた日々

ここでもいいと願って、言葉で言えない感情をそっと呟いた。人の優しさを、母に見る。あなたの強さはやっぱり、僕にとっての空だった。これから取りに行く歓喜を、あなたにも分けてあげたいと願う。あなたがこの世界に居る間に、この命が燃え尽きる前に、僕はあなたに喜んでほしい。言葉の数々、永遠の勇気。それは僕らの愛だから。ありふれている毎日でも、ありきたりな幸せでも、僕たちは人生を総じて幸せと呼ぶ。有り余る日。何をもって、幸せと呼ぶのだろうか。

ホットコーヒー、人生を有限にした。悲しくなって嘘をついて、あんなに大好きだったチュロスも、遊園地に置いていってしまった。あなたがどれだけ傷つこうと、シャングリラ、どうか悲しみのない世界へ。情けなくて俯いて、あなたを信じられなくて、結局離れることなんてできない世界。

足元に、分かり合えない世界が広がる。映写幕にはつまらない光が照らされる。僕が天に行ったら、続きを見たいと思う。それは満足げに人生を生きている証拠なんだろうと。人生を上映し続ける。何の匂いも無くなって、隣の席で傍観しているだけ。横目に見て、眺めている感動的なラストシーン。空色の人生と、十と関係ない数字。覚え込んだ九九。満月はいらない、満月はいらない。

ただ僕は大切な人の物語。片隅で何かが始まろうとしている。この匂いと、世界を比べてみる。傍観的にただ、自分の人生を見ていればいいと思っている世間。何を以て幸せと呼ぶのかもわからない世間。僕は僕しか見えていない。僕は僕しか見えていない。反対側も見えなくて、あなたの心なんて二の次で。

何気ない会話を、すぐに聞いて欲しくて、少し派手に生きてみる。もう大丈夫だよって、周りの天使が囁く。傷ついているところ、それでも愛は、僕の心をそっと駆け巡る。いっそ未来なんて壊して、悪くないと約束してほしいと願う。ずっとここにいた僕。僕はここにいるから、見つけてほしい。今あなたに見つけてほしい。まだ見えていない未来を、僕は心から楽しみにしているんだ。わざとらしい優しさなんていらないから、心から鈴を鳴らして、僕たちなりに叫んでいるんだ。

塗り重ねていく今日。二人ならハイライト。二人ならハイライト。鋳型と同じ匂いにして、もう一度この星を作ろう。きっとこんな感じで、今の世界はできたに違いない。寒さに酔っている。全て分かっているから、視界がぼやけている人生の記憶たち。

少しだけでも、人生を嫌いになりたいけど、あなたを愛しているから、それはできなさそうです。

涙や雨、寂しさなど、澄んだ青を主なテーマに、
文章を紡ぐ作家「海野深一」の公式ポートフォリオサイトです。

目次