未来を想像してみる。アスファルトには水溜まりが輝いていて、それはきっとあなたの想いが反射して、キラキラと光っているに違いない。あなたが思っているよりもずっと、足りなかったところから吹き飛ばすほどの愛。弱さを見せられる勇気が、きっと世界を旅しているに違いない。ごめんねと言う言葉なんていらないから、心が苦しくなって、時には人生が違うところから飛び出してきてもいい。それが嬉しいのか悲しいのか、悩んでいても答えは一つ。それでもいつか歩き出して、もう少しここにいる。赤い傘をさす少女は、雨粒に身を委ねて、空に飛んでいった。
僕はそのまま水溜まりに溶けて無くなっていった。風を切る所。荒んだ背中。鉛のように沈黙する水の中で、鳥になるような感覚を覚える。忘却の彼方で、鼓膜に叩きつける浜音で。あなたの叫び声。テンポの速い呼吸。頭まで浸かった水溜まり。激しい雨音、届かない、届かない。呼吸を整えて、時には人生を僕が演出してもいい、だから、あなたには離れないでほしい。スローモーションで、光の道標。静かに進んでいるところから、きっと世界は愛を奏でている。綺麗な、綺麗なところから。
進んでいく世界と、止まっている僕ら。綺麗だねと、ライターの火を灯す。焚き火を囲んで僕ら、今ならそっと包み込んでくれるところまで。今なら飛べる気がすると、言葉では言えない感情を心に宿す。笑った、あなたが笑った。今日は水溜まりの日、今日は水溜まりの日。愛していると言う心の中で叫んだ君だけに届くように。言葉にすれば、涙が溢れて歌に乗せて。伝えたいところから、きっと世界は生まれたに違いない。世界を平和にしたいと、お菓子を配り始めたあなた。それはきっと、生命を生み出す何かにつながっていると思うんだ。愛していると、心の中で叫んだ。