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風に靡く命は、いつでも僕のものだった。

過ぎ去っていく道の中で、僕は何を目的にすればいいのだろうか。人類から受け入れられない文章。何も追いかけることなんてできなくて、そうやって廃れていくなんて、あまりにも悔しいじゃないか。時の始めからの、世界の約束。今は一人でも、二人の昨日から少しは成長したかな。

いつもの自分とは少し違う記憶。何だか全てがぼやけていて、心地がいい。何かに認められようとして、考え続けていた言葉。そうやって言葉は廃れていき、その人の心を頓馬なものにしてしまう。純度の高い言葉は、何にも邪魔されない、そんなところに生まれるのではないかと、思う。そうやって信じて、僕は言葉を書いて来た。生きているということは、波のようなもの。

僕は、全ての言葉を知っているわけでもないし、全ての人間を感じているわけではない。それでも、僕は言葉を綴らずにはいられない。誰にも認められていないし、お金だって稼いではいない。でも、書き続けていないと自分が死んでしまいそうで、怖いんだ。溢れる感情を言葉にして、形にしないと、何かが壊れてしまいそうで。

表に出てくるものだけが全てじゃないし、僕は常日頃から翻弄されていた、世間に。そういうものに妨げられて、言葉が霞んでしまっていることを、最近は感じる。終わらない何か、それに乗じて、包まれる世界。見失いたくないものがあるから、僕はこうして、陰で描き続けている。そうやって信じられる何かを見つけるために、僕は生きている。

 

「当たり前、ね。」

「そうだよな。」

「光が当たっている人間だからといって、何か変わるわけでもないわ。」

「ただ、俺が光を欲していることも確かだ。」

「それは、あなたがまだ、本当のあなたを生きていない証ね。」

「何者でもない自分が、何だか怖い。」

「人は、そうやって意味のないことを考えるのよ。」

「全て、諦めてもいいのかな。」

「それは、諦めではないわ。」

「じゃあ、何だと言うんだい?」

 

あなたに舞う、僕はここが居心地が悪い。差し出す何かを囁く声。しきりに桜が舞う、僕が選んだのは明日。終わらせた言葉は何もないけれど、疼いていることは権化。火傷のあと。僕は何者でもないから、ため息すら出来ないまま、終わっていく銀河。終わらせるなら、今ここで僕は終わってもいい。この世界の全てが、つまらない。

明後日になれば、忘れているかもしれないこの気持ち。残す言葉すら、殺している気分。煙はただの街。虚しさは体が宙に舞う銀河。苦い思い出すら、落ちていく希望になるのかな。あなたがあなたでいられないまま、僕はまだここにいる。散々意味がないことをしてきた。わからないまま、自分のことを認めてもいいのかな。あなたのことを突き刺す。届かない言葉に意味がないなんて、誰が決めたのだろうか。恐ろしくても、今この時は美しい。

自分の言葉は自分で作る。あの人間よりも辛いこともある。舐め腐っている言葉を吐いている人間もいる。そうやって成り立っていく世界。僕はそこから、逃げ出すというよりも、進む。言葉になりきれたら、楽になれていたのかな。自分だって、必死に生きていることをわかってほしい。突き刺すあなたの言葉。あなたのためじゃない、僕は僕のために生きている。それだけなんだ。

演目。勝ち負けなんて、つまらない世界で生きてきた。わからない未来のまま、僕は何を掴もうとしていたのだろうか。登る夜が近づく、言葉が勝手にこの世界に届くことを願って、僕は心を曝け出すだけ。紛れもない自分のために、紡いでいくだけなんだ。

 

夜行バス 死んでもいいかなと少しだけ思う 午前二時

嗜好品だけの彼女 腐る人間

そうやって騙して 騙して 生きてきた

いいことばかりではないあなた 眠りたい時に歌いたいあなた

 

愛した人だけ笑える世界なんて そんなのつまらない

生きていることは そんなに単純じゃない

ただここにいるだけ それだけなんだ

全ては幻 眠れないあなたのため

 

明日はただの明日でしかない

バス停の車内 宝石の待つ町 なんだか久しい感じがする

 

何をもって生きるのか あなたではなくて

紛れもない僕へ

 

涙や雨、寂しさなど、澄んだ青を主なテーマに、
文章を紡ぐ作家「海野深一」の公式ポートフォリオサイトです。

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