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沈んだ希望が、雨よりも風よりも、自分じゃない誰かが希望に変わる。涙の向こうで、俯いているなら、教えて欲しいんだ。今を好きになれるかなんて、わからないけど、慌てなくてもいい気がするんだ。それは魔法みたいに消えた、胸がつっかえたような、怯えるように愛おしかった。心が息を止める旅に、その心の全てを見ても、僕ら一つになることなんてないんだ。自分じゃない誰かのことを心から信じて、見つめている両目を限りなく凝らしていく。滲んでいるところ、躓いているところに、一滴の虹。本当はあなたの方は弱いってこと、悲しみから守りたい。

傷つけるだけの刃など、あなたには必要ないんだと。本当はあなたの方が夢見がちなんだ。神様お願い夢を叶えて、重たいだけの鎧なんて捨てること、意識して信じているんだ。心から人生を楽しんでいるのなら、きっと欠けたピース。純粋さが自分のことを苦しめるこの世界で、だんだんと自由になっていく喜びを知るために、僕らは生まれてきたんだ。

もし僕が絵を描いていたら、あなたのことをびっくりさせる絵が描けるだろうか。あなたの心にそっと寄り添う、人生を彩るような絵画を、描けるだろうか。残ってしまったけど、あなたにはあなたの言葉しか入ることなんてできないんだ。ずっと正しいわけじゃないから、たまにはあなたも間違えて欲しい。心に棘が刺さっても、想いが届くかどうかなんて、わからないんだ。僕は幸せだけど、あなたは今何を見てる?このままずっと心の中で信じているのなら。言葉では言えない寂しさが、心の中の苦しさを街の外れに残すように輝いている。小さな全てが僕のことを愛して、アクリルの窓に遠い光。ゴンドラでキスをしたあの日を境に、必死に人生を生きている。記憶は大印だから、捨ててしまおう。どの季節にもあなたの匂いがして、僕はもう寂しさで死んでしまいそうだった。自分がこの世界の全てだとして、あなたもこの世界の全てだとする。そうしたら一体、何が人生なんだろうか。何をしているのかな。うるんでいる形のない星空を見上げて、僕のところまで声が届いでる。

全てが風に吹かれて、やがて自分の声になるのなら、人生に改行なんか要らないんだ。君が届く空になら全部、あなたに出逢うために叫び続けるよ。考えないようにしていた、午前二時の教室。消えたい心を鼓舞して、ここまで来たんだ。あの味を覚えているのなら、僕の人生なんて空の欠片に過ぎないんだ。寂しくなんかない。君は優しい人だから、星になるのだろうな。ここを降りることにした僕だから、生きている間に少しだけ、愛してくれないかな。僕はもうダメなんだ。

この世界から始めることにして、生きている全てを破片に変えて。欠けた街を見る。変わらない日々の記憶に合図して、何も知らないあなたのことを見る。古いギターを持って、走り出してみる。そんな毎日の繰り返しで、生きていても仕方がないんじゃないかって、思ってしまう時もある。東京は怖いって言っていた。でも、住んでみたら案外生きていけることを知った。アイスコーヒーを飲み干す自分に、明るく微笑んでくれた、あなた。

涙や雨、寂しさなど、澄んだ青を主なテーマに、
文章を紡ぐ作家「海野深一」の公式ポートフォリオサイトです。

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