だんだんと僕が僕になっていく。愛を知って、生きて、泣いて、笑って、感じて。心が叫びたがっていることを、枕元で一人で味わって、また眠れなくなって。この星から愛されていることを知って、永遠を知って、信じていることを感じて、生きて、生きて。そうやって僕がだんだんと僕になってゆく。
きっとこの世界は永遠で、あなたはずっとあなたで、僕もずっと僕。でも、違うぼくらでこの星で出逢うのは、これっきりなんだ。だから愛するという言葉ができたんだねと、心が感じているままに言ってみる。お腹空くのも、あなたが生きているから、できなくて泣いてしまうのも、きっとあなたが生きているから。喜びを味わいたいから、願ったものを叶えたいから、欲しいものを欲しいと思いたいから、今日も生きているんだよ。
あなたにどうなって欲しいとか、変わって欲しいとか、そんなことは何にも思っていない。でもね、僕はあなたのことを愛したいんだ。愛を持って信じて、あなたに会いたいんだ。愛で包み込みたいし、他愛もない話がしたいから。揺らいでいる心の奥はわからないけれど、僕の住む街も君も知らないから、ゆっくりとあくびでもしているよ。途端に逃げ出しているところから、ずるいなんて言葉で誤魔化して、また僕のことを星に置いていくんだろう。そんなの、ずるいじゃないか。溢れた幸せが、だんだんと噂になって、友達に伝播して、まどろみながら思い出すんだ。君が僕にとって、僕が君にとって、なんなのかなんて、知ることなんてないんだ。だからこそ言葉があって、うっかりキスなんかしちゃうんだ。
「怖さに寂しくなって、なんだかひとりぼっちみたい。」
「人間なんて、みんな一人だろ。」
「あまりにも遠くて、星と星が。」
「歳を取ったら、近くなるのかな。」
「二人で丸くなりたいな。」
「虹色のところ、だんだんと普遍になるんだろうな。」
「不安なんて言葉で、終わらせたくないな。」
ぼんやり訪ねているところ、空から降る一億の星を見る。この大きな宇宙の下では、あまりに僕は幼すぎていて、だんだんとゆっくりと背伸びしているんだ。この星で大きく羽ばたくために、心から愛するために、僕は僕でいるんだ。よそよそしいなんて、囁いているところ、なくなってしまわないように、優しく、優しく。
光らなくてもいいから、焦らなくていいから、ただ星を見上げて、深呼吸してみて。僕がいつか星になった時も、君の隣で居られるかな。舞い上がる一つの願いを、ゆっくりと呼吸して、噛み締めているんだ。