MENU

真夜中の憂鬱。

何でもかんでも、世界の都合が悪かったら病気にされてしまう世界、だんだんと薄くなっていく心に、ちょっとだけチョコレート。ある日僕は、だんだんと世界に隠されている秘密を知ったんだ。世界がだんだんと憂鬱になっていく中、二人だけの世界に誘い、心が表れていく様子を噛み締める。不変に思える感情も、言わなくてもわかるから、理由なんてないんだ。東京は冬の香りがして、ずっとずっと忘れたいと思う心。二人だけのわかっていた子供、不協和音だと世界は言うだろうな。意味のない言葉や仕草が、どれだけの意味を持っていたんだろうか。

何度でも繰り返す季節はまた、普遍で終わる今年も、また。窮屈な扉を開けて、毎日に純粋さを足してみる。もっともっとゆっくりでいい、もっとあっけらかんでいい、急がないでいい、疲れてしまうから、あまり人にも会わないでいい。何か、自分の大事なものを感じて、もっともっと愛を感じていればいいから。自分が本当の心地がいいものだけを感じて、フローズンタイム。何回も自分じゃないところに辿り着いたんだ。一滴の水が自分のことを引き寄せて、それなりに余裕のある心なんだから、あなただけのものになればいいんだと、心が言っている。じんわりとゆっくりと、濡れていく。今にも崩れそうな世界だから、そこらを歩いている彼も、きっと正気を保つので必死なんだ。一才の無駄のないところで、美しい煙を見ている。揺らいでいる心から、まるで曖昧な宇宙だったんだ。

「あんまり、自分のことを傷つけないで。」

「でも世界は、何があるかわからないから。」

「大丈夫、あなたの周りには未来しかないから。」

「でも。」

「騙されてもいいじゃない、結局は愛なんだから。」

「そう、か。」

「そうよ、あなたが一番大事なことは、本当に大切な友達を見つけること、そのためなら、傷ついてもいいじゃない。」

「小さな部屋がたくさん増えるんだ。」

「もっと素晴らしい絵が描けるじゃない。」

「それもそうか。」

誰もが目を背けるような、そんなことを信じて、歩いて、歩いて、生きて、生きて。大丈夫、あなたのことを責める人なんていないのだから、変わっていくのは風景だから、人々は彼を何もかも信じているから。間違っていることなんて、何もないんだ。描いているのは自分のことなんだ。小さい頃から絵が好きだったのに、理由なんていらないんだから。

どれだけ月日が経とうとも、変わっていくのはいつも風景。いつしか力のないところから、生きているところ、生まれる、生まれる。便箋が、信じていたこと。正しかった言葉。

涙や雨、寂しさなど、澄んだ青を主なテーマに、
文章を紡ぐ作家「海野深一」の公式ポートフォリオサイトです。

目次