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未来にもう一度。

始まりはいつも今で、分かっていることも、わからないことも、どんなことが起きても大丈夫で、君に会えるなら、それでいいんだと思った。赤い顔して、泣きじゃくって、助けてと言える心があるのなら、今日もまた生きていけるから。一人が寂しいのは、今日も一人じゃないから。もう明日なんて、来なきゃいいのにって思う時もあるけど、それは来てほしい明日があった証拠でもある。僕一人頑張っても、世界は変わらないけど、それでもいいと、アイスコーヒーを頼んで、愛を歌うのが僕らなんだろう。

端っこで、未来を描こう。派手じゃなくていいから、不安と希望を行き来して、そっと愛になろう。僕らきっと大丈夫だから、夕焼けが遠く離れて行っても、僕たちは変わらないところから、いつまでもそこで待っていてくれるから。またいつか、君の好きな人が愛に変わる時まで、僕らここで、叫んでいようじゃないか。明日には全て終わるから、君に会いたいなんて、ちょっと贅沢かな。息ができないぐらい、あんまり信じることがなかったとしても、不安だらけの毎日を今日も生きるんだ。見えないところ、積もる想い出、聞こえないと思っていた。九個の命が一斉に羽ばたいて、いつもなら、ブルーエンカウント。猫を追いかけて、もう朝の十一時。余すところなく、人生を生きていたいなら、似合わない青春を追いかけようじゃないか。ヘッドワンピ、ドラムも叩けないくせに。心の的は、赤色に染まったんだ。生活の伸び代。ヘッドホンの中身、歌うだけの生命体なんだろうか。

「億千回、心の中は何も変わっていないのに、何かが違う気がする。」

「そんなことは、気にしないでいいだろ。」

「でも気になるの。」

「流れてる音楽でも聴いて、ちょっとゆっくりしろ。」

「なんで私たちは、世界を変えられないんだろう。」

「小さな命を、そっと包んでいるからだろうな。」

「宇宙はどこにあると思う?」

「登下校中の横断歩道。」

一人きり、なんてことはないんだから、大人になったようなふりをして、閉ざすことなんてしないでいいんじゃないかな。永遠なんて、キスをして忘れよう。あなたの色を感じたくて、今更何を言っても、自由なんて、いらないから。ずっとキスをして、離れて生きて、その先に信じて、愛して。自由になりたいなら、世界を愛する覚悟を持つこと。どんなに自分が壊れても、支えてくれる仲間を信じること。朝焼けが少しだけ霞んでいても、それも朝だと言える心を養うこと。斑らな、誰にも知られたくない、一度触れてみたいと思っている、騒いでいるところ、不安になって、やっと人間になるから。

傷つけられたら牙を向けて、自分を無くさないように振る舞う。でもきっとそれは、命を持っている僕らは、ごく自然なことだと思う。僕らを取り巻く不安から、街を抜けて、暗い夜が朝になる。ずっと逃げてもいいから、今日も生きてほしい。

涙や雨、寂しさなど、澄んだ青を主なテーマに、
文章を紡ぐ作家「海野深一」の公式ポートフォリオサイトです。

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