自分では分からない、舌が肥えた一週間。皆無健在、ラッキーなボーイが、音楽をかき鳴らしている。カンフーを習いたいなと思った八月、急に人生が虚しくなってくる。いつから毎日が始まったんだろう。君がいた頃は、お菓子が真実を語っていただけ。機敏に動く希望の丘。セメントで固められた街の中を、君の優しさで溶かす毎日。自戒。ケア。トランポリンがショッピングモールにあるのを見て、少しだけ子供に戻ってみる。どんな言葉でも、どんな高さでも、落とせば水雲になって、誰にも届かない指が触れるところ。
そばにいて欲しいと願う気持ち、もう一度、見せることなんてしないで、憤りを感じる高い空。一喜一憂、千差万別。空を見ては、そこまで行きたいと思ってしまうのなら、いっそあそこまでしか行けないと言われた方が楽だなんて、そんなの寂しい考えじゃないか。少しの静寂が、くすぐったくて、殺す、殺す。回ることを信じないで、妙な動きをしている陰。もう直ぐ陽が沈む。トランポリンがそばにあるアパートに引っ越すことにしよう。アーメン、雫が落ちる速度を感じるままに、息を吸うことにしよう。
天井に指が触れて、世界の上限を知ってしまったら、いったい何が起こるんだろう。それ以上ないことを知っているからこそ、人間は人間としていられるのだろうか。でも上限がある世界を経験していないからこそ、何が起こるかなんて誰にも分からない。信じること、愛すること、その限界を知って、今日も世界を見て涙する。はしゃぐギターを手で押さえ、今日も僕は人間をする。
「妨げるのが、なんだかいやなんだ。」
「あなた、そんな力あったっけ。」
「いや、無いけど。」
「世界は何もしなくても、止まらないわよ。」
「矛盾じゃないか。」
「何が?」
「別れることを知らないで、出会うなんて。」
「だから、世界が成り立っているんじゃない。」
「そういうことを言えば、そうなってしまうのは、なんだかおかしい。」
「おかしいと思うなら、生きることね。」
「遠くに見える空は、一人で沈んでいくのに。」
通せんぼ、救うところから始まる世界なんだろうか。生きながらえて、線を跨いで、謳歌する人生。ランランランと、ダンスする子供を見て、人生のピントを合わせる。なんて光ることが正解なんて考える前に、風が見える。穏やかが世界の正解なら、わかってくださいなんて、言わないだろう。ふざけた話だけ、ピンク色にして、新しい年になる前に、この世から消し去ろう。シンと静かな夜にさえ、花弁が生えている。九分間。