種明かし、手が凍えることも、運命の一部であると分かった時、自分の創造の根っこが、少しだけ育つ気がして、痛みさえも許せる気がした。合言葉、そんなものなかったんだ。小さく時々、熾烈な表情が垣間見える世界。うんざりしている言葉だけじゃ、何者でもないところ、不安になる兆しが見えると、僕は殻に閉じこもる。アイラ、生きているなんて烏滸がましい、純粋無垢な立ち回りが、僕の色を変えてくれる白く渦った愛が揺れている。君のせいで、涙が不変になってしまったら、殺してしまうのと同じなんだろうな。萬の歌。
花が垣間見えて、遠く光っているところ、笑う影には何もなかったんだ。常設、生きている証。住んでいる土地なんて、それも星の一部だろう。ふわりと届ける、何かをそっと、夜空の奥にしまうけど、近づいて、楽して、生きている。今更何を笑うんだ。葉脈が羨ましい。
起こる現実、愛に還って、もう九月。雨が降っている体温が、なおもまだ生きている。遠ざかっている今日もまた、僕が壊してしまうだけなんだろうな。天傑ばかりで、うんざりしている声が。関を切って鮮明に映し出される音楽。止まらないのなら、一気に駆け上がるしかないんだと、あなたは言った。薄めてしまった思いに、優しくなりたいだけなんだ。お構いなしに、あなたが愛した世界も、いつか壊れてしまうんだろうな。悲壮感、水滴でできた水母。僕のピュア。消えかかる外傷。鳥が飛んだ。
「あの時言いたかったこと、言ってもいい?」
「なんだよ急に。怖いな。」
「違和感だったんだよね、あなたの声が。」
「声?」
「そう、なんか怖いっていうか、なんか心の奥を見られてる感じがして。」
「まあ、感じ方は人それぞれだからな。」
「なんか、エレクトーンみたいだった。」
「わからん。」
「芥子じゃなくて、唐辛子だった。」
「わからん。」
「ピーナッツじゃなくて、バターだった。」
「なんとなくわかる。」
「でも、好きだった。」
終わらないところ、不安で駆け巡る合図、どん底まで落ちて、生きている全てを。煩い心臓が、生活がどうでも良くなったんだろう。月明かりの小平。くすぐった気の所為の形。思い出。僕は最低だったんだろう。誤魔化すことなんて知らないで、二十七歳で人生を締めてみようか。何もいらないなんて言葉、あなたには似合わないから。
共振もプライドも、気に食わないから、僕は曇天で綴る世界。濡らしている顔。胸にしまった生きていること、笑った顔のまま、最低に貪欲で、馬鹿らしいところ、知っているのは君の人生だけじゃない、自分の人生なんだ。