確かに何もないところ、曇りばかりなのに生きる音がする。カラスとこの街でまだ夢を見ているんだ。何にも変えられないところから、腐敗する世界。愛されている実感、たまに愛していない。ここにいる、誰かといる。たまに一人でいる、なんてことを言ったら、貴方が横にいてくれたんだ。買ったばかりで筆が進まない教材。廃材、バレン。やめたいけどやめられないところで、生まれてきた世界を信じるんだ。きっと世界は、色鮮やかな世界を信じている。たまに愛されていないことを知って、寂しさを感じてしまうこともあるけど、なんでもないとアルファベットを並べている。ワゴン、魚民。
ここにいた時点で、愛されているところ、愛していない世界。人生を生きること、君といること。なんでもいいじゃないか、人生なんて。自分がしたことをすればいいさ。何も変化がない毎日だけど、きっと最後は笑っているんだから、大丈夫、大丈夫。薄味に不安げな母は、僕に微笑みかけた。四度目の転校でここに来たんだ。上越から全国、インディーズからメジャー。帰ってくる場所はここにあるから、どこまででも行こう。
この夏が最後になるなら、きっと愛なんてものはいつでも信じていられる。湖畔が少し零れたら、淡く進む怠惰のところ、白癬の命を纏っている。君のこと、どうせ何もわからないから、蝉が泣いているんだろう。横顔だけでいいことなんて、忘れないように、下手なりにスケッチしたんだ。締め付けて離さないような、そんな命なんだろう。夢を見ていたんだ。
君が笑っていた。ただ恋に落ちていたんだ。ここに汗をかいていた。乾かないで、息をすることだけを考えていた午後七時。赤い糸なんかじゃ、貴方のことを縛れなくて、貴方のことを好きだって言うことが、なんだか怖かったんだ。
「もう行かなきゃ。」
「知らない車、なんだか笑えるよな。」
「あんたこそ、帰り道、気を付けなさいよ。」
「そりゃこっちの台詞だ。」
「謝らないでよね、私だって未練あるんだから。」
「わかった。」
「生きるってそう言うことなんだと思う。」
「一秒でも、隣にいれて良かった。」
「なにそれ。」
遅いところ、触れている唇。あの子が好きな眉毛を描いてみた。優しさばかり酔っている。綺麗だった夜景も、考えることを嫌った。感じることを嫌った。なにがなんでも、人生を見返したくて、信じるしかなかったんだ。一人の部屋では、針を突き刺して、希望の彼方。特別だったから、なんでもないところ、普遍になったんだ。まだ生きているんだろうか。
疲れているところ、見るのも聞くのも疲れてしまった。感じるままに考えていても、なにも生まれないんだ。関心が内容なふりをしているところ、陰になるんだ。檻の中で、口笛。睨んでいる、世間を。全てがずぶ濡れになるところ、生きていることを実感する。知ること、考えること、それだけが、唯一の救いだったんだ。ワンダーウェイ。ただそこにいて欲しかった希望。そこにあるだけの物語。ラブロンリネス。
「遊園地、行ったよね。」
「意外と適当だったよな。」
「心から、愛になっていたね。」
「その話は、いいだろ。」
花が咲いているところに、人生が宿るという。明るいところが好きだった。目を見て最近話していない。生きることを永遠にして、散々所々で、自分は死んでいるんじゃないかと実感する。全部、全部、何もかも辞めたい時がある。自分していることが意味がないんじゃないかと、いつか変わることを信じて、愛することを忘れている感覚。大事にしたい感覚を無くすことで、自分を誤魔化している時がある。生きることを深く考えるとか言って、反芻できていない自分の感情。分からない、分からない。この話には、続きがあることを未だ誰も知らないから、まだ踏ん張って欲しい。注いでいるところ、一人で泣いていてもいいから、神様は一回きりの人生を歩んでいて欲しいんだ。この星も、この歌も、一度きりしかあなたの頭には思い浮かばないんだからさ。
甘酸っぱい音楽が、自分に生きることを教えてくれる。手を伸ばした未来には、僕のことを考えない世間が蔓延るばかり。いつの間にか心が蝕まれていって、歩行は機械的になる。少しぐらいは不安な旅がいいねと、心が言っている。燃えることが正解とは限らないから、裏切ることすらも何気ない心が言っているんだ。触れていたい、曖昧の中で。朝に聞こえる歌が、放つ心の中を穿つ。抱える体が、今曖昧になるんだ。不都合なんて言葉、いい加減無くして仕舞えばいいじゃないか。高架橋を抜けたら、虹の橋がきっとかかっているから。
残りが何を示しているのかなんて、分からない。木陰で座る今日の桜。花に希望を添えて、生きる姿が花になる。ふらふらと人生を歩んでいることを。