答えのある問ばかりを歩んできた。知りたかったことは、自分だけが幸せになる方法じゃなくて、傷ついている人のことをどうやって幸せにするかなんだ。いつの間にか人生は勝手に幸せになるっていうけれど、こじ開けている。答えを正解にするんじゃない。不正解を是正するわけでもない。自分だけの人生を自由に歩めば、それでいい。空欄でいい、空けておいていい。
悲しみの忘れ方を知りたいんじゃない。時を超えて、あなたに会う術を知りたい。この人生が終わったとしても、もう一度帰る方法を。人生が終わっても、決して手放さないようにする方法を。心して、持つ方法を。いつの間にか僕たちの世界で終わっているから、どうしてもここまで来てしまったんだと。優柔不断、毎日をあげつらい、死を以てして終わりにするしかない。恐れ、おののき。
嘘を恐れて、自分を失ってしまう代わりに、いつからか忘れてしまった物語をこうして綴ることが使命なんだと。曲げないで、待ちわびて。ここがいい、ここがいい。毅然として生きているから、永遠の波打ち際。その青を胸に、きつく開いて願う。この僕に、愛をもって。