世界が平和になるといううわさが広がる。見知らぬ子が一人また泣いている。願いを叶えるなら、いつも通りのことを言うだけなんだ。大切なことを忘れていた気がするよ。小さくてあったかくて、でも広くて。そんなことを瞳に宿すことすらも忘れて。もう何度も、何度も、ゆっくりと変わっていったじゃないか。少しでもいいから前に前に進めばいいじゃないか。ゆっくりと走っていけばいいじゃないか。それが今まで、あなたがどうでもいいことだったんだと。
海よりも大きく、素直になれない両手を挙げて。あくび。僕らはゆっくりと眠っていく。小さな地球を抱えながら、この星のことを思いながら、そっと奇跡を超えていくんだと。あなたがそれを諦めてしまうのなら、いつまでもどうしても。ゆっくりと忘れて、小さく頷いて。大きくなろうとしないでいい。無理して生きようとしないでいい。小さかった頃のことを思い出して、影のように。長い迷路の先で、小さく小さく感じて。
確かに迷いながら、僕たちは日々を歩んでいる。何気ない一言で人生が変わったり、小さな波紋でご縁が広がったりする毎日。目まぐるしく変わる運命の中で、今、何を思うんだろう。多分、あなたにしかできないことがある。ゆらゆら歩いているだけで、生きることができる世界があるんだと。もう一度だけでも心の中で言えばいいじゃないか。
手を握り返して、いつの間にか幸せになっていればいい、大切じゃないのら、大好きだって言えばいい。ただそれだけの人生でいい。一人でも、あなたが愛する人を見つめれば、人生はそれでいいんじゃないかな。ねえ、今感じていることは何だい。いつかはきっと、ご希望に添えると信じていないかい。嘘でもいいから大きくなってみてよ。