ガラスの万華鏡。農園にまき散らされた農薬を背に、微笑んでいる空。ただ笑っていたいだけなんだと、枠に縛られそうになったコオロギが言う。久しぶりのカラオケで、マイク片手に海まで走る。空なんて突き抜けちゃって、夜が明けてまだ帰りたくないと。会いたいな、逢いたいな。本当の自分に会いたいな。アイラブユーが聞こえるぐらい、近くであなたの声が聞きたくて。
繰り返す毎日が遊びに任せて苦しんでいる。心の声が聞こえなくなっていて、もうちょっとだけ楽しんでいればいいのに、何でもない日常に花が咲いていない。ただいつもよりも寂しくなって、零れる言葉すらも感じられない。涙も流れない。小さくても感じられない体になってしまった。愛おしい感情すらも比べて。やがて来る明日の前に、僕たちは準備しないといけないんだ。愛と繋がったときに、それを心から感じられるように。今この瞬間を愉しんでいればいい。そうやって苦しい日々を歩んでいる場合じゃない。泣いてもいいから笑うんだ。導いてくれるままに。知っていく大人になっていく。そのたびに空っぽな心が忘れないで、宴会で楽しんでいればいい。やがて来る明日の前で、今描く過去の中で。
ただありがとうと、言い続ければいい。独りが怖いならやめればいい。でも自分のことを愛することを忘れないで。怖くないって言えるのなら、今日は、今日は。言い続けるよ、愛が来るよ。愛がやってくるよ。それを楽しみに待てばいいのに、なんでそんなことをしているんだい。今日もあっという間に人生。一日中幸せだったな。何も映らない、何も描いていない。でもそれでも人生だから。ただきっとここには立てない。羽ばたくことを知らないままじゃダメなんだ。求めて戻れない。何が載せたなんて思わないでいい。漫画を読んでいればいい。そうだな、海賊の漫画がいいかな。来年の七月には世界が変わっているからさ、楽しみに待っているといいよ。
透明な世界を恐れる。でも、来たらわかるさ。