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だからやめられない人生。

大人になっても一から百まで分からないでいい。心の中で青に飛び込んでいればそれでいい。夏が始まる瞬間は、永遠でいいんだから。本気でいい、呑気でもいい。自分が自分でいればいい。自分を愛していればそれでいい。哀しい、寂しい。全部全部愛すればいい。それでもね、繋がり求めて、人生のすばらしさを信じればいいじゃないか。運命が突き動かされていく。主役はあなたなんだから。


素直になればいい。恋まで奪わないでいい。強烈に幸せになればいい。まだまだ終われないこの夏だから、一本の絵画を描くように、生き抜けばいい。人生なんて、きっと幸せになれば幸せになるほど、幸せになるようにできている。心なしか、だんだんと心が温かくなってきた気がする。見惚れている人生。独りじゃ歩けない。渚まで行って、二人だけでこの星を見上げよう。遠い遠い星に願いを込めて、でもそれは一瞬で、きっと人生はお洒落気取り。行きつけの飲み屋。出会ってであって出逢って。振り向いたら、何かが変わるかもしれない。


今ではもうすでに昔のことなんて覚えていない。真夜中に留めておくには勿体ない。二人の偶然を重ね合わせて、首元で笑顔を飲み込んで、机に並べる前に食べちゃって。聞き流しているラジオが、午前三時を知らせる。交差点の光が網戸から差し込む。そういえば人生はまだ残り香があったね。目覚めている人生にしがみついて、鳴り響いている。合わせないでいい、独りで自分勝手でいい。ねぐせが付いたままでいい。心が高鳴って眠れないでもいい。頻度なんて、愛のことなんて気にしないでいい。瞳で感じればいい。直観で判断すればいい。移りゆく世界を感じればいい。赤に変わって、白に戻って、登場すればいい。それが人生で、見たこともないところまで行けばいい。

涙や雨、寂しさなど、澄んだ青を主なテーマに、
文章を紡ぐ作家「海野深一」の公式ポートフォリオサイトです。

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