加速していく人生たち。心から言う。違うと言う。自分だけが違和感を携えている。世界はきっともっと気楽でいい。忘れてもいい。人生を残り少ないとして、ひるみ切れない心を逃げないで。心が言っているなら、一番じゃなくてもいいから、ただ幸せになればいいんだ。最短距離なんてない。意味が無いことも、一見すると人生になる。心の中で、友愛を感じる。感じてよかった、愛してよかった。本当の愛を感じる。心で感じる。言葉で感じる。笑顔という記憶をたどる。僕がなぜ生まれてきたかを知る。治らなくていい、其のままでいい。言葉の思い出になってしまう前に、いつまでも、いつまでも。
心が燃え尽きてしまった夜に、人生が変わったことを覚えている。悲しみを背負って、先のほうに手を伸ばして、息を吸って、また吸って。蓄えた幸せを放出するかのように、手を取って愛を感じて。過ごしていた言葉すらも無かったことにして、天地がひっくり返ると思っていた。自分だけが幸せだと思っていたあの朝、何も出来ないまま、言葉を失っていった。いくつかの幸せが、交差してはまた消える。頼りなく美しく。
サイコロを振って、人生が決まっていけばいい。最初っから正解なんてなかったほうが良かったんだ。それすらも消えてしまえば、心なんていらなかったんだ。こんなはずじゃなかったと、知りたいという願望を捨てて。生まれ変わっていても、そんなはずじゃなかったと、歩いていく。折り返す芽でも、花はもう二度と咲かないんだろうか。大切な、言葉というものを携えて、人生を謳歌して。見えない景色を見た気になって、長編を世界で包んで。どうでもいい世界だからこそ、どうにもなってほしくない。何色にも染まらないで、あなたがそこに居てくれればそれでいい。全てが重なっていた。愛していた。向日葵を家に飾って、言葉一つで生きていくと決めた日。自分の中で何かが分かって、何かが変わって。